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漫画を描いて同人誌をだしています。 最近は艦これやアークナイツの漫画を描いています。 このブログは主に宣伝用に使用しています。 (pixivにあがっていることと大体同じ内容を投稿しています)
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永遠亭、万歳!(挨拶)

お返事
sui様
>ちいさな魂
動画が消えても永遠亭愛は不滅です…! ラブイズフォーエバー!
>アリプロライブ
相当、良かったですよねー。すごく盛り上がった! suiさんこそ、お疲れ様です。
前回行った時も座って観ていたので、アリプロのライブはすべて座って観るものだと思っていました。立ち見は立ち見で、ノリノリの曲のときは楽しそうですよね♪
>血濡れの白無垢
なんか凄いんです。ビジュアル的に凄いんです。
刀までもってらっしゃったし。カメラさんがたくさんいたので、もしかして東京ライブはDVD化されるかも。そのときは是非! 御覧ください。
>かぼちゃぷりん
栄養たっぷりで美味しいですよー。
キノコの山は、うどんげっしょーの永琳を意識して飾り付けました。師匠、豊作ですよ!

季節の変わり目なので、suiさんもお体にお気をつけて。suiさんがダウンしたら、なぜか私もダウンしちゃう! えーてる分不足で。 ではではー


じゅん様
お久しぶりです。
例大祭、かなり楽しんでらっしゃったんですね。う~ん、羨ましい!
神主が実在の人物かどうか、その眼で確かめられるなんて、素晴らしい体験だと思います。ますます羨ましい。
やはり、人と人が支え合って、イベントを成功させるんですね。ビバ! 支え合いの精神。
>動画
みてみます。
そして、イベントの雰囲気をつかんでみせる…!
ご紹介、ありがとうございますv





ちいさな魂を見ていない人のために、ちいさな魂のネームをさらします。
(すでにご覧になって自分なりの解釈で走っている方は観ない方がいいと思います。たぶん、そっちの方が素晴らしい。)
ネームなので、小説というにはちぐはぐなかんじですが、内容はつかめると思います。
今と、ちょっとキャラ観が違いますね。後、設定無視してるところがある・・・?(今だによく分からない)
でも、4か月前の私はこういったことを妄想していたのだなー、と思うと懐かしいです。
この「ちいさな魂」は、大層なお話じゃありません。
大切なものといつまでも一緒にいたい女と、ここにいてもいいよ、いるよ、と言ってくれる人たちのお話。
そして、永遠の否定。



永琳「ちいさな魂」






―――永遠は証明できない。
それを証明するものがないから。
延命の薬をみる。
なにごとにも限界があるのだ。



ウサギが死んだ。
ぼんやりと、庭先で泣いている彼女たちをみていた。
あのうさぎは、輝夜と仲が良かったウサギだ。
子ウサギの頃から輝夜と仲が良かった。
てゐが輝夜にそのウサギを紹介していたのを見たし、晩酌に付き合っているのも見たし、散歩しているのも見た。
長く生きた方のウサギだと思う。
それだけ彼女たちの間で、あのウサギとの思い出が多く、絆は深い。
彼女たちはウサギを埋葬した。

その晩。
宴が行われた。
あのウサギの墓がみえる、縁側にて。
死者が出た晩は、皆で思いっきり酒を飲み御馳走を食べる習慣がある。
死者がこの世に未練を残さないように、楽しく過ごすのだ。
死んだ者との思い出を話して。

てゐは、大げさな身振り手振りをしてあのウサギとの思い出を語る。彼女は、強い。
てゐの話を、ほろ酔い気分の輝夜がうんうんと聞いている。輝夜がどんな想いなのか私にはわからない。
うどんげはせわしなく働いている。わざと忙しくして何も考えないようにしているのだろう。思い出なんか聞いてしまうと、泣いてしまうから。
私は、なみなみとお酒が入った酒杯を墓の前に置いた。


過去をふりかえる。
――輝夜が月を去った日。
彼女がなんていったか、おぼえていない。ひどく動揺していたのだ。
たぶん、きっと。別れの言葉。
――輝夜を月へ迎えに行った日。
彼女に久しぶりに会った時。
罪悪感より何よりも嬉しかった。嬉しいと思ってしまった。
――輝夜の声。
「月に帰りたくない。」
このときの声を今でも覚えている。
輝夜を不死の体にした罪を償うために、彼女にはしてやれることを全てしてやるつもりだ。
そのために蓬莱の薬を飲んだのだ。
――返り血
私は更に罪を重ねた。人殺し。
月の使者と共に月に帰り、彼女が地球で暮らせるように仕向けることだってできたはずだ。
だけど、出来なかった。もう、輝夜のそばを離れたくない。
私は、自分の欲望のために彼らを殺した。
――血に汚れた手
返り血を拭って真っ赤に染まった手。
何度洗っても、手はずっと紅く染まってみえた。
そんな手だけれど彼女は離さずにいてくれた。
罪は消えない。
だけど、迷いは消えた。
手もいつの間にか白くなっていった。
――安住の地を求めてさまよう
月の使者は当然と言ったら当然のことだけど、しつこかった。
てゐと同盟をくんだり、うどんげから助けを求められたり、色んなことがあった。
不謹慎だけど、少し、楽しかった。

そして、今。
この家に住んでいる。


初めは一人。
彼女に連れ添って二人に。
そして、今はこんなにたくさんの愛するものに囲まれている。

こんな生活が永遠に続けばいいのに。そう、永遠に。


「永琳。」


輝夜の声が聞こえる。
ふと顔をあげると、輝夜が自分の顔を心配そうにみていた。
「どうしたの?」
「何でもありません。」
少し、思い出にふけっていただけだ。
「そう? でも永琳・・・」
すこし、輝夜が言いにくそうに口を開いた。

「泣いてるじゃない。」

「え」
いつの間に、泣いていたんだろう。本当にいつの間に。
そっと頬に柔らかいものがあたる。
輝夜のハンカチだった。
周りをみたら、うどんげやてゐも心配そうに私を見ていた。

ああ、そうか。そうなんだ。
思わず口元が綻ぶ。
私は何を不安に思っていたのか。
私は馬鹿だ。
私たちは「今」にしか存在できないのだ。それは、蓬莱人も同じなのだ。
はるか遠い先のことなんて、その未来が今になった時にしかどうにもできない。
手に届かない先のことを考えて不安になっているなんて馬鹿げている。
私は、常に今できることをすればいいのだ。

今、私は、この人たちを愛している。

私は、私にできる限り、今、愛している人たちと共に生きていこう。
目の前の彼女を抱きしめた。
そして、言う。

「     」


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